857■愚問
敢えて何かをするとき
それをする必要はあるのか?
と、考えると
どれもする必要はなくなります
ミスターオカメはきまって毎朝
鳥かごから出たがり
タオルに包まれたり
膝に乗ったり
頭をかいてくれと頼んだり
机にのりうつったり
床におりたがったり
コーヒーを入れる間もまてず
キッチンまで歩いて後追いしてきたり
そうやってひとしきり遊ぶと
眠そうなおじいちゃんの顔をして
鳥かごに入りたがります
彼は毎朝鳥かごから出る必要はない
世の中の役にたっているとは思えない
自然科学の発展にもならない
利益もよばない
それでも彼は鳥かごから出たがりますし
わたしもできるだけ
彼の意に添おうと思いつづけています
膝のうえにのったときの
ぬくもりを感じつつ


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